イギリス生活を気ままに綴るブログ

イギリスでの駐在妻生活を気ままに綴ってみたり、単なる独り言をつぶやいてみる予定のブログ。これからイギリスに住む人や住み始めたばかりの人の役に立つ情報があったりなかったりするかもしれない。。。

イギリス美味しいもの ~スープ~

インドカレーの次くらいにイギリスで美味しいものは、あまりイメージにないかもしれないが、スープだと思う。どこの店(カフェやパブ)に行っても、「soup of the day(今日のスープ)」があり、当たり外れが少ないうえに、むしろ日本で出会えない美味しさに出会えることがあるくらいだ。


イギリスには、日本ではあまりお目にかからない根菜が豊富にある。
白い人参のようなパースニップ、見た目はごつごつしていて岩石(?)のようだがセロリの風味があるセロリアック(日本では根セロリと呼ばれることもあるらしい)の他、黄色い芋のようなスウェードなどなど。どれも結構個性的な香りを持っている。
これらをコトコト煮てブレンダーで滑らかになるまでブレンドすると、日本ではあまり味わったことのない複雑な風味のスープになる。少しスパイスやハーブが入っていたりして、それもまた味を複雑にし、食欲をそそる。


そのほか、リークと呼ばれる下仁田ネギより太いネギや、ブロッコリー、グリーンピースなどの緑色の野菜が入ったグリーンスープ、ハドックというタラのような魚やベーコンを使ったチャウダー風スープ、はたまたブラジル風の豆などが入ったスープ、タイやベトナムなどのエスニック風スープなど、スープのバリエーションは本当に豊富だし、味も具材もこだわっていて、イギリス人の料理への情熱はほとんどスープに注がれたんじゃないかと思うくらいだ(返す返すも失礼)。


パブなどでは前菜扱いになっていることが多いが、大体、大きなボウルやスープ皿に並々と入っている(フレンチの前菜のスープとは全然違う)ので、バカ正直にスープを前菜してメインを注文したりするとちょっと大変だ。
旅行中で胃がお疲れ気味のときなど、サラダだけで済ませるよりも、スープのほうが身体も暖まって消化にも良く、お勧めである。


このスープ文化の素晴らしいところは、スーパーのチルドコーナーにも種類豊富に揃っていて、家でも気軽に本格的なスープが楽しめるところである。
大体たっぷり二人前くらいの量が入っていて、具沢山でヘルシーなので、手抜きご飯にぴったりですよ・・・奥さん。主婦一人のお昼、単身者の夜遅い食事にも重宝すると思う。値段も1~2£台とお手頃なのでおススメ!