イギリス生活を気ままに綴るブログ

イギリスでの駐在妻生活を気ままに綴ってみたり、単なる独り言をつぶやいてみる予定のブログ。これからイギリスに住む人や住み始めたばかりの人の役に立つ情報があったりなかったりするかもしれない。。。

借金してでも旅に出ろ 旅行記まとめ① 

先日、「イギリス赴任ったって別にそんなに旨みはない」とつらつら書いたが、何よりもヨーロッパにふらっと旅行に行けてしまうのが最大の旨みだと思う。


長らくバックパッカー(もどき)だった私は「ヨーロッパは老後にとっておこう」と思ってポルトガルとスペインくらいしか行ったことがなかったので、ここに来てのヨーロッパ行き放題。


とっておいて、良かった~。


イギリスからヨーロッパ各地にLCCが飛んでおり、飛行機代も日本の国内線くらいの料金だ。日本から地球3分の1周して行くことを考えると、今行かないと損でしょ!?
帰国後はもしかしたらもう定年まで行けないかもしれないし、借金してでも旅行しまくらなきゃ!


いやー(時間もお金も)気軽に行けるなら、パリとかメジャーどころも普通に行ってみたいよね~。


じゃ、どこ行く?

ということで、イギリスに来た当初から「ここには絶対に行きたい」という場所をリストアップ。(Excelで年間表作って管理)


ちなみに我々夫婦は「山好き」「酒好き」「食べるのが好き」という3つの共通点(あ、あとマンガ好き)で結婚したようなもんなので、旅行先を選ぶ観点もその3つになる。
もう私、正直教会とかあんま興味無くてですね・・・。


各国の感想をば

まず、イギリスに着いてすぐに行ったのがスペイン・アンダルシア地方

旦那が昔行ったことがあるらしいが、もう一度行きたいというので、町全体が漆喰塗りの白い建物でできており、街並みが美しいことで有名なフリヒリアーナを中心にグラナダのあたりなどを巡る。暖かくて(寒いイギリスに住んでるとこれ重要!)風景明媚で酒も食事も美味しくて、スペイン最高だ。


夏休みはスイスとフランスのアルプス、プロヴァンス地方巡り
スイスは食事はほぼチーズとじゃがいもで、3日目くらいから「何食べるよ」となるのだが、とにかく山歩きは最高だった。マッターホルンの美しさったらどれだけ見続けても見飽きない。
フランスに入れば当然食べ物も酒もどこで食べても美味しくて最高。ラテンの国はほんとに旅するのが楽しい。旅太り必至。旦那はチーズと生ハム食べ過ぎてむくんでいた。


お次はベルギービールを飲み尽くす旅。最大のお目当ては市場には一切出回らないという伝説の修道院ビール、「ウェストフレテレン」。(ちなみにこれを知ったのは「Barレモンハート©古谷三敏」という酒マンガ)
他には何もない畑のど真ん中の修道院に併設された醸造所のレストランには、僻地にも関わらず駐車場に車があふれているほどの人気。そのままブリュッセルまで行き、ビアレストランでビール三昧。


さらに日本でも有名な「シメイ」の醸造所に行き、醸造所が経営するオーベルジュに宿泊。階下のレストランでさんざんシメイを飲みまくって、酔っぱらったら2階にある部屋で行き倒れればいい、という最高の環境を楽しんだ。


そして絶対行きたいと思っていたのが、9月末からミュンヘンで開かれるオクトーバーフェスト。(これもちなみに「もやしもん©石川雅之」で読んだから行きたくなった)


・・・と、なんだか酒飲んでばっかりだが、それには一つ理由がある。イギリスに帯同してきたからには、この2年の間に子ども産みたいな、というのがあった。なので、とにかく酒関係の旅行を最初に詰め込んで、そのハイライトがこのビールの祭典。これさえ終わればいつ妊娠してもいいや、というつもりだった。


日本でもオクトーバーフェストが各地で開かれていて大盛況だそうだが、本場はもうなんというか規模から勢いから何もかも違う。とりあえずジョッキが1L入りというあたりからしてアホだ。どうやってホテルまで帰ったか覚えていないし、帰り着いたのは奇跡だと思う。でも最高に楽しかった。


妊娠発覚までは行けるだけ旅行に行こう、というプランだったのだが、やはりそんなに簡単なものでもなく、10月には妹とイタリア。
もうイタリアもとにかく美味しい。大学院でイタリア彫刻を研究している変わり種の妹と美術館巡り、酒好き姉妹のためやっぱりさんざん飲み食い倒れ、イギリスに帰ってきたら一気に冬になっていた。


11月には旦那とパリ。4つで20,000円近い牡蠣を食べてカルチャーショックを受ける。いやあれほんとぼったくられたとしか思えん。。。美味しかったけどさ。


いや~なんだかんだ全然妊娠しないね、ということで直前に航空券を取って、年越しはオーロラ目的でアイスランドへ。
オーロラしか期待してなかったけど、行ってみると見どころ満載、地球の鼓動を感じるダイナミックな自然と強烈な寒さとどこまでも続く雪原と信じられないくらいの日の短さ(夜明け10時、日没15時とか)に感動した。
レイキャビクの年越しは、市民みんなが自分の家とか公園で打ち上げ花火上げまくるという超危険な素人花火大会で、皆さんの想像をはるかに超える迫力(火傷に注意)なので、是非お勧めしたい。


年が明けて2012年になり、元旦に帰宅して、「お疲れ~」とギネスで乾杯したら「なんかギネス美味しくない?これはもしや?」と検査したら妊娠発覚という・・・。